WHAT IS MUSCLE LOCK? 筋肉ロックってなに?

Muscle Lock 筋肉ロックとは

筋肉ロックとは何か

もう十数年前の話になりますが、筋肉が硬くなる現象が車のシートベルトがロックする仕組みに似ていたことに気づいた当時のスタッフのアイディアから使われるようになった「筋肉ロック」という言葉。
今では私たち以外の方もこの言葉を利用されている方が増えてきました。
とても喜ばしいことですが、もしかすると言葉は同じでも、表している現象は違うかもしれませんので、一度私たちが考えている「筋肉のロック」について、詳しく書くことにしました。

筋肉ロックが起こる原因

一言で表すと、負荷から筋肉を守るために筋肉の安全装置でもある「筋紡錘(きんぼうすい)」から「縮んで守れ!」という信号がループして出続けている状態です。
主な原因は、筋紡錘のセンサーとしてのずれ(錘内筋繊維が必要以上に縮んでしまったいる状態)が、筋肉に縮めという指令を出し続けていることです。
ブログで筋肉ロックのメカニズムについてより詳しく説明していますので、もう少し詳しく筋肉のロックのメカニズムについて知りたいという方は、こちらのページをご覧ください。
https://myonpathy.world/2023/02/16/muscles_lock_up/

筋肉ロックによる症状

筋肉がロックした状態というのは、筋肉が力を抜くことができない状態。絶えず力瘤を作っている状態と同じです。そのような筋肉が増えると様々な症状を引き起こしてしまいます。
筋肉がロックすることによって引き起こされる痛みには大きく分けると三つあります。

筋肉ロックの治療方法と予防策

筋肉のロックを解除するには、マッサージやストレッチ、骨盤矯正などをしてもあまり効果は出ません。筋肉の安全装置兼センサーの役割を担う筋紡錘のずれをリセットする必要があるからです。具体的な方法としては、筋紡錘が弛む姿勢をしばらく維持するだけで、筋紡錘のずれはリセットされて、筋肉は本来の柔らかさを取り戻します。
痛い思いや、辛い思いをしなくても、筋肉は本来の柔らかさを取り戻すことができるのです。

ロックした筋肉が増えると、その分動ける筋肉への負担が増えますので、ロックした筋肉がどんどん増えることになります。
誰にでもロックした筋肉が増えるボーダーラインがありますので、まずはロックした筋肉を減らして、大きな負荷がかかっても筋肉がロックしないようにすることが大切です。

どのような時に筋肉ロックは悪化する?

ロックした筋肉を長いこと放置していたり、逆になんとかしようとしてストレッチやトレーニングなどの負荷をかけ続けると、ロックしている筋肉の周りの血管がますます圧迫されるようになり、最終的には筋膜同士も張り付いて乾いた状態になってしまいます。
このようになってしまうと、筋肉が骨のように硬くなるか、逆にブヨブヨとした感触の筋肉になり、ロックを解除するのに時間がかかるようになります。
特に、大きな負荷をかけ続けた場合は、もう一つの筋肉を守る仕組みが発動してしまい、ぶよっとした感触になります。

筋肉ロックに対して自分でできること

それほど酷くないロックの場合は、セルフでロックを解除することが可能です。ゼロ化整体を自分でできるようにアレンジしたセルフ整体だけでなく、本当に軽いロックであれば脱力した状態で反復する動きを繰り返すことによって解除することができます。

筋肉ロックはアンチエイジングにも影響が

筋肉ロックが増えると、その分圧迫されている血管も増えますので、新鮮な血液が届かなくなるだけでなく、老廃物も溜まりやすくなります。栄養や運動をしっかりとしていても、その効果が薄れてしまいますので、真剣にアンチエイジングを考えていらっしゃる方は、筋肉ロックへの対策もぜひしてください。

筋肉ロックについての一般的な誤解

硬くなった筋肉を柔らかくするために一般的に行われる対処方法は、ストレッチやマッサージなど刺激を利用した方法です。筋肉の硬くなっている原因が、筋肉のエネルギー不足や老廃物の蓄積なのであれば、それらの方法で一時的に解決することができるのですが、筋肉ロックに対しては逆効果になる可能性も高いです。
もし、不調を改善するために色々と試しているのに、あまり良くならない、逆に辛くなってきているのでしたら、ぜひ一度私たちにご相談ください。