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痛みの原因は神経?骨?それとも筋肉?

肩こりや首こりなどは筋肉が硬くなっていることによって引き起こされていると、なんとなく想像できるのではないでしょうか。

それでは、腰痛や股関節痛、膝痛、手足のしびれ、腰椎椎間板ヘルニア、変形性股関節症や変形性膝関節症なども筋肉が硬くなっていることによって引き起こされている可能性が高いと言われるといかがでしょうか。

これらのことは、神経の圧迫や、骨の変形によって引き起こされているというイメージがありますよね。今回は神経圧迫による痛みは存在しないということについて書いてみます。

慢性痛と急性痛の違いとは

痛みといっても、いろいろな種類の痛みがあります。その中でも、今回は慢性痛について主に話していきますが、その前に慢性痛と急性痛の違いについて簡単にお伝えします。
それぞれの特徴と原因を把握していただくことで、適切な対処をすることができるようになります。

慢性痛
- 時間: 3か月以上持続する痛み
- 特徴: 痛みが続くことで身体や心にも影響
- 原因: 病気や筋肉・関節の異常、ストレスなど

急性痛
- 時間: 短期間で発生し、徐々に治まる痛み
- 特徴: 急に生じる強い痛み、炎症が関係
- 原因: 怪我や外傷、炎症など

以上が慢性痛と急性痛の違いになります。どちらの痛みも適切な対応が重要です。 急性の痛みについては、別途記事を書きますが、 大切な事はまず1度必ず医者の診断を受けてください。

その上で、特に病気や怪我、外傷 、炎症が見られないにもかかわらず、痛みがある場合にはぜひこの記事を参考にしてみてください。

この記事で紹介する内容が該当する症状

今回の内容は慢性痛に関係のあることをお伝えしましたが、 慢性痛といってもおそらく幅が広すぎてピンと来ない方も多いのではないでしょうか。

もう少し、イメージが湧きやすいように、具体的に私たちがどの症状の痛みについて書いているのかをお伝えします。

- 腰痛
- 肩こり
- 膝痛
- 緊張性の偏頭痛
- 変形性股関節症
- 変形性膝関節症
- 肘痛
- 腕のしびれ

などです。これらの症状でもし病院に行かれても原因がわからないと言われた場合は、この記事がお役に立つと思いますので、ぜひお読みください。

痛みの原因は神経や骨よりも筋肉のことが多い

痛みの原因を特定することは難しいですが、神経や骨の問題ではなく、筋肉が関与していることが多いです。

痛みの原因の1つとして、よく神経の圧迫を挙げられることが多いですが、そのことについて、私たちが施術を通して、どのような見解を持っているかをお伝えいたします。

神経は圧迫しても痛みを感じない

まず、最初にお伝えしたいことは、神経は圧迫しても痛みを感じることはありません。
「え?」って思いますよね。
「痛み」を「甘さ」に置き換えて考えてみると、少しイメージしやすいかもしれないです。
例えば、甘い生クリームを神経に塗ってみたらどうでしょうか。私たちは甘さを感じることができるでしょうか?
おそらく、ほとんどの方が「できない」と答えるのではないでしょうか。

どうして甘い生クリームを神経に塗っても、甘さを感じないのか。
神経には甘さを感じる働きがないから、神経に甘いものを塗っても甘さを感じないわけです。

それでは、「痛み」はどうでしょうか?
実は痛みも甘さと同じです。痛みを感じる仕組みがあって、その仕組に沿って痛みの情報が神経を通って、脳に届けられることによって痛みを感じています。

途中の神経圧迫をきっかけに信号が発生してしまうと、あちこちで誤作動が生じてしまいます。ですから、神経は圧迫しても変な信号が発生しないような作りになっているのです。

神経は身近なものに例えると、電気コード: わかりやすい解説

電気コードの途中をいくら踏んづけても、発電されて電気が流れることはないですよね?
これでもし、踏んづけるだびに電気が発生していたら、電気コードとしては使い物にならない代物になってしまいます。
電気コードを踏みつけることによって、起きる可能性があるのは「断線」のみです。
それは神経も同じことで、神経を圧迫して起こることは、「信号が伝わらなくなる」、つまり「麻痺」なのです。

「痛み」や「痺れ」を感じている段階で、痛みや痺れを感じる仕組みは正常に作用していますし、その情報を脳に届けることができているので、神経そのものは正常な働きをしているということになります。
神経を圧迫して痛みが出ているということは、体の構造上おかしなことを言っているのです。
このあたりのことは、こちらの動画でも説明していますので、興味がある方はぜひご覧ください。
 ↓


関節や骨の変形が痛みを引き起こす例

関節や骨の変形が痛みを引き起こすケースもあります。例として、変形性股関節症があります。この症状によって痛みがある場合とない場合があります。痛みの原因は以下の2つが考えられます。

【1】骨や関節が変形し、動かすたびに周りに傷ができて炎症が起こるケース。この場合、手術が必要となることがあります。
【2】関節の変形が進行みられなくても、軟骨のすり減りや関節間隙の狭窄によって痛みを感じるケース。こちらは炎症が原因ではなく、硬くなった筋肉による痛みと考えられます。

筋肉から生じる痛みのメカニズム

硬くなった筋肉には以下の4つの特徴があります。

- 太い
- 硬い
- 短い
- 伸びない

これらの状態が痛みを引き起こす原因となります。

硬くて太い筋肉による痛み

硬くて太い筋肉が増えると、周囲を圧迫しはじめます。その中には血管が含まれます。血管が圧迫されることで血流が悪化し、血流の改善を試みる過程で痛み物質であるブラジキニンが生成されます。

痛みがじっとしているときに出たり、動かし始めに痛みが強くなったり、温めると楽になるような症状は、筋肉による痛みが原因である可能性が高いです。

筋肉が短くなり、伸びなくなってしまうことによる痛み

筋肉が短くなり、伸びることができなくなると、周囲のものを引っ張り、特定の箇所に大きな負荷が生じます。例えば、決まった姿勢で痛みが出たり、可動域が極端に狭くなって、痛みを感じる場合などが該当します。実は、変形性股関節症や椎間板ヘルニアも、この短縮した筋肉が原因となっているのです。

これらの内容については、以下の記事で詳しく解説しています。興味があればぜひ、これらのページも読んでみてください。


どうして筋肉が硬くなると痛みや痺れを感じるの?

痛みを改善できない人にぜひ知ってほしい、「筋肉がロックする」という現象

変形性股関節症は筋力不足や体重増加ではなく、硬くなった筋肉引き起こしている?!

筋肉の硬さを解消し、元の柔軟性を取り戻すための3つの要因

これまで筋肉の硬さが痛みの原因として多くのケースで関連していることをお伝えしてきました。では、硬くなった筋肉を元の柔らかさに戻す方法は何でしょうか?

筋肉の硬さを解消し、元の柔軟性を取り戻すためには、以下の3つの要因を同時に改善することが必要です。

老廃物の排出
エネルギー不足(ATP不足)の解消
筋肉のロック(筋肉の保護機構のループ)の解除
一般的な施術では、血流を促進したり、老廃物を排出することを主に行っており、この2つの要因にアプローチしています。しかし、筋肉の守る仕組みがループしている状態を解除する施術は、現在あまり多くはありません。

私たちの施術では、筋肉のロックを解除することをとくいとしています。これまで様々な施術を試しても痛みが改善されなかった方は、ぜひゼロ化整体を試してみてください。



ゼロ化整体はご自宅への出張または、東銀座駅から徒歩3分の提携サロンで受けることができます。

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