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お尻の骨が椅子に当たって痛い…。筋肉が落ちたのが原因ではない

椅子に座っているときに、お尻の骨が椅子の座面に当たって痛いと感じていませんか?

ほとんどの方が、筋肉が落ちて骨が直接椅子の座面に当たるようになったからだと思い込んでいるのですが、決してそうではありません。

今回は、「お尻の骨が当たると痛いのは、骨が原因ですか?」

というご質問をいただきましたので、そのことについて書きます。

骨は痛みを感じない

以外に思われるかもしれませんが、骨をぐりぐりと押しても痛みを感じることはありません。
試しに肘を曲げて、肘の骨をぐりぐりと押してみてください。ほとんどの方は痛みを感じないのではないでしょうか。
骨は基本的によっぽと強い力がかからない限りは痛みは感じません。もし、ちょっと強めに押したぐらいで痛みを感じているのであれば、それは痛みが発生する何かしらの原因があるということなのです。

痛みのほとんどは筋肉が原因

骨を押して痛みを感じるので、痛みの原因は骨にあるように勘違いしてしまうのですが、多くのケースで押したときに痛みを感じる骨の周りにある筋肉が痛みの原因になっています。
厳密にいうと、靭帯や腱なども痛みの原因になっているのですが、その二つも大元を辿れば筋肉が原因になっていることが多いので、ここでは一つにまとめて筋肉と表現します。

筋肉は硬くなると、圧痛を感じるようになります。これは筋肉が硬くなることによって血管が圧迫され、血流が悪くなったため、ブラジキニンという痛み物質が生成されたことによる痛みです。

筋肉が硬くなることによって引き起こされる痛みについては、こちらの記事で詳しく書いていますので、ぜひご覧ください。
 ↓
どうして筋肉が硬くなると痛みや痺れを感じるの?

たくさんの筋肉が硬くロックして血管を圧迫してしまうとそれだけ血流が悪くなるので、このブラジキニンという物質がたくさん生成されてしまいます。その量が一定量を上回ると、常に痛みを感じる慢性痛になるのですが、慢性痛を感じるほどの量がない時は、慢性的に痛みは感じないのですが圧痛は感じるという状態になります。

この状態筋肉がお尻の骨と椅子の座面に挟まれると、痛みを感じるのです。

筋肉が痩せるのにも筋肉ロックの影響が(2022年7月14日追記)

椅子に座った時のお尻の痛みの原因は分かったと思うのですが、一方でお尻の筋肉が落ちていることも気になりませんか?
この筋肉が痩せてしまうのも、「筋肉のロック」が関係しているのです。

ロックした筋肉の状態は血管を圧迫して、血流を悪くすることは前述しました。血液が届かないということは、酸素だけでなく栄養も届かなくなるわけです。そうすると、筋肉の発達に必要な栄養も届きにくいという状態になります。
さらに、ロックした筋肉は縮んだまま動くことができない状態ですので、いくら体を動かしても全く使われることがありません。

発達に必要な栄養も届かないし、動くこともできない(鍛えられない)という二つのことが重なって、筋肉が痩せていく、または余計な脂肪が周りについてくるということが起きてしまうのです。

筋力をつけるよりも、まず筋肉のロックを解除する

このタイプの痛みを改善するには、筋力をつけるトレーニングをするよりも、筋肉ロックを解除することが改善につながります。
痛みの直接の原因となっている、筋肉のロックを解除するというのもあるのですが、縮んだまま動けないロックした筋肉ががたくさんある状態で筋トレをしても効率が非常に悪いので、筋トレをするにしても先に筋肉ロックを解除することをお勧めします。

まずは自分でも筋肉ロックを解除できる、セルフ整体をお試しください。




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