ぎっくり腰が2週間たっても良くならないとき|急性期のあとに何を確認し、どこへ相談するか
ぎっくり腰になってから2週間。
それなのに、まだ痛みが残っている。
動けなくなるほどではなくなった。
けれど、前にかがんだり、立ち上がったり、くしゃみをしたりすると、腰に不安が走る。
「もう少し待てば治るのか」
「病院へ行くべきなのか」
「整体を受けてもよい状態なのか」
そんなふうに迷っている人も多いと思います。
一方で、痛みがすっかり消えている人もいるでしょう。
ただ、痛みがなくなったからといって、腰が負荷を逃がせる状態へ戻ったとは限りません。
ぎっくり腰のあとに大切なのは、痛みがあるかないかだけで、腰の状態を決めないことです。
この記事では、2週間という回復途中の時期に何を確認すればよいのかを、病院へ相談すべき状態と、痛みが落ち着いたあとに身体を見直すべき状態に分けてお伝えします。
痛みが続く人も、痛みが消えた人も、今確認が必要な理由
ぎっくり腰は、痛みが落ち着けば終わったように感じるかもしれません。
けれど、痛みが引いたからといって、ぎっくり腰を起こした原因までなくなったとは限りません。
腰へ負荷が集中しやすい状態をそのままにしていると、ぎっくり腰を繰り返してしまう可能性があります。
最初は動けなくなるほどの激痛だったとしても、繰り返すうちに「痛いけれど動ける」状態へ変わっていくことがあります。さらに、くしゃみをする、蛇口をひねる、少し身体の向きを変える。そんな小さな動きでも腰を痛めやすくなり、いつも重苦しさや痛みを感じる状態へ移っていくこともあります。
だからこそ、今の段階で、ただ痛みが引くのを待つだけで終わらせないことが大切です。
ぎっくり腰を繰り返さず、いつも腰痛を抱えながら生活する状態へ進まないためにも、今の腰に何が起きているのかを確かめておきましょう。
2週間たった今、腰で何が起きているのか
まず、病院で確認すべき状態が隠れていないか
ぎっくり腰のような強い腰の痛みがあるとき、すべてを「筋肉が硬くなっているから」と考えることはできません。
腰の痛みの中には、感染症、骨折、腫瘍、神経の問題など、先に医療機関で確認したほうがよい状態が隠れていることがあります。
次のような症状がある場合は、この記事を読んで自己判断したり、整体へ急いだりせず、まず病院へ相談してください。
- 安静にしていても痛みが軽くならない、または日に日に悪化している
- 発熱や強いだるさなど、腰以外にもいつもと違う症状がある
- 脚にしびれがある、力が入りにくい、歩きにくい
- 尿が出にくい、尿が漏れる、便の感覚や排便の状態に急な変化がある
- 転倒や尻もちなど、明らかな強い衝撃のあとから痛みが出ている
こうした症状があるからといって、必ず重い病気だと決まるわけではありません。
ただし、筋肉の状態だけを見てよいかどうかは、先に医療機関で確認する必要があります。
ゼロ化整体は、病気や損傷を診断する場所ではありません。
医療上の確認が必要な状態を除いたうえで、痛みが落ち着かない理由や、ぎっくり腰を繰り返しやすい身体の状態を見ていきます。
痛みの強さだけで、損傷の大きさは決められません
ぎっくり腰で強い痛みが出たとき、痛みの強さだけで、身体の中でどれほど大きな損傷が起きているかを決めることはできません。
椎間板などの組織が傷ついている場合は、痛みが落ち着くまでに数週間かかることがあります。
一方で、組織の損傷が大きくない、あるいは、はっきり確認できなくても、動けなくなるほど強い痛みが出ることがあります。
ゼロ化整体では、急激に多くの筋肉が硬くなることで炎症物質が生成され、強い痛みが出ることがあると考えています。この状態を、急性ロックと呼んでいます。
そして実際には、組織の損傷がある状態と、急性ロックが起きている状態は、どちらか一方だけとは限りません。二つが重なっていることもあると、これまでの施術を通して予測しています。
だから、痛みがどれほど強いか、あるいは何日続いたかだけで、「大きな損傷がある」「ただ待てばよい」と決めることはできません。
先に病院で確認すべき症状がないかを見たうえで、今はまだ強い痛みが続く急性期なのか、それとも痛みが落ち着いたあとに身体の状態を見直す段階なのかを、分けて考える必要があります。
まだ激痛が続く急性期なのか、痛みが落ち着いた後の状態なのか
ぎっくり腰の直後は、少し身体を動かしただけでも、腰に強い痛みが走ることがあります。
立ち上がる。
寝返りを打つ。
少し向きを変える。
それだけでも動けなくなるような激痛が続いている間は、無理に身体を動かしてまで施術を受けに来る段階ではありません。
急性ロックによる強い痛みが出ている場合も、施術を受けたからといって、その場で炎症物質が一気になくなるわけではありません。
まずは、強い痛みが落ち着き、ある程度は身体を動かせる状態になるまで待つことが必要です。前の章でお伝えした医療優先の症状がある場合は、待たずに病院へ相談してください。
一方で、激痛は落ち着いたものの、鈍い痛みが続いている。前にかがみにくい、反りにくい。あるいは、動けるようにはなったけれど、また同じことを繰り返しそうで不安が残る。
このような状態になったら、一度ご来院ください。
腰が本来のカーブを描いて動けているか
ゼロ化整体では、痛みを感じている場所になぜ負荷がかかり続けたのか、その根本原因を探るために身体の動きを確認します。
たとえば、前にかがむ、後ろへ反るといった動きの中で、腰が本来のカーブを描いて動けているかを見ていきます。
本来、腰は一本の棒のように動くものではありません。前にかがむときも、後ろへ反るときも、背骨と椎間板が一つひとつ少しずつ動き、全体として滑らかなカーブを描きます。
けれど、伸びるべき筋肉が硬くなっていると、その動きが途中で止まります。すると、腰が板のように見えたり、背骨が一本の棒のように動いたりします。
前にかがむときに背中側の筋肉が伸びなければ、腰は丸まりにくくなります。後ろへ反るときにお腹側の筋肉が伸びなければ、腰は反りにくくなります。
ゼロ化整体では、このように本来動くはずの場所が動かない状態があると、別の場所へ負荷が集中しやすくなると考えています。
だから、痛い場所だけを見て終わらせず、腰がどのように動いているのかを確認します。
なぜ、一度ぎっくり腰を起こすと繰り返しやすくなるのか
ゼロ化整体では、急性ロックは、筋肉に負荷がかかり続け、その筋肉が耐えられなくなったときに、筋肉自身を守る仕組みが急激に働くことで起こると考えています。
筋肉が急激に硬くなることで、動けなくなるほどの強い痛みが出ることがあります。
つまり、一度目のぎっくり腰が起きている時点で、その前から腰には負荷が集中しやすい状態が続いていた可能性があります。
急性の痛みが落ち着くと、「治った」と感じるかもしれません。
けれど、痛みが消えたからといって、硬くなった筋肉がすべて元のように動ける状態へ戻ったとは限りません。
前より可動域が狭くなった。少し動きにくい。なんとなく腰が違う。そうした変化だけが残ることもあります。場合によっては、まったく問題がなくなったように感じることもあるでしょう。
その状態のまま、動ける筋肉へ負担が集まり続けると、再び急性ロックが起こりやすくなります。
すると、くしゃみをする、蛇口をひねる、少し身体の向きを変えるといった小さな動きでも、ぎっくり腰を繰り返すことがあります。
さらに繰り返すうちに、強い痛みではなくても、いつも腰に重苦しさや痛みが残る状態へ移っていくことがあります。
だからこそ、痛みが引いた時期に、腰へ負荷が集まっていた原因を確認することが大切です。
現在地を確認したうえで、ゼロ化整体では何をするのか
120分で、痛みを感じる場所と根本原因を確認する
激痛が落ち着き、ある程度は身体を動かせるようになったら、ゼロ化整体では120分をかけて、今の腰の状態を確認していきます。
まず、いつ、どのようにぎっくり腰が起きたのか、今はどの動きで痛みや動かしにくさが出るのかをうかがいます。
そのうえで、前にかがむ、後ろへ反る、立ち上がるといった動きの中で、腰がどのように動いているのかを確認します。さらに、痛みを感じている場所と、その場所へ負荷を集めている原因となる筋肉を、実際に触れて確認します。
同じ「ぎっくり腰」でも、硬くなっている筋肉や、動きにくくなっている場所は一人ひとり違います。
だから、決まった場所だけを施術するのではなく、今の身体で何が起きているのかを見ながら、施術する場所と順番を決めていきます。
痛みが落ち着いたあとも不安が残るなら、一度ご相談ください
ぎっくり腰の最中は、「この痛みはいつまで続くのだろう」「また動けるようになるのだろう」と、不安でいっぱいになると思います。
けれど、痛みが落ち着くと、その不安は少しずつ薄れていきます。そして「もう大丈夫」と思い、身体の状態を見直すことを後回しにしてしまいがちです。
しかし、ぎっくり腰を繰り返さないために大切なのは、痛みが強いときだけではありません。痛みがなくなったときにこそ、身体の状態を見直すことです。
前にかがみにくい、後ろへ反りにくい。腰に違和感が残る。また同じことを繰り返しそうで不安がある。過去にもぎっくり腰を繰り返している。いつも腰に重苦しさや痛みを感じている。
このような状態なら、一度ご相談ください。
今、ぎっくり腰で身動きが取りにくいほど痛む方は、無理に来院する必要はありません。まずは痛みが落ち着くことを優先してください。そのうえで、動ける状態になったら、今回のぎっくり腰を繰り返さないために、身体の状態を見直していきましょう。
ゼロ化整体では、痛みを感じる場所と、その根本原因を120分かけて確認します。